「昇進したのに給料が上がらないなんて、どうして?」
「給料が上がる」って聞いていたのに、給与明細をみたら全く変わっていないことに気づいてショックを受けていませんか?
「昇進したのに給料が動かないのは違法なのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。
給料が上がると信じて、一生懸命に昇進試験に取り組んだのに、結局は何も変わらず、がっかりしている方も多いかもしれません。
本記事では、人事部の給与担当としての経験を活かし、昇進後の給料についての解説をしていきます。また、給料が上がらないことでモチベーションが下がってしまった方のために、どのように対処すべきかもご紹介します。
「たった2分程度で読めますので、是非参考にしてみてください。」
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昇進したのに給料が上がらない理由は?
昇進したのに、期待していた給料が変わらないのは、とてもショックですよね。
実際に、昇進が給与に反映されるかどうかは、会社のルールや上司の説明によって大きく異なります。
ここでは、人事部の経験をもとにその背景にある理由を説明していきます。
給料が上がるって聞いていたのに変わらない理由
上司があなたに伝えた内容が、会社のルールを間違って解釈している可能性があります。
また、昇進後の基本給や手当のルールは、会社のルールによって決まっています。
会社によっては昇給ルールが複雑な場合もあります
時には、上司が単純に誤って伝えてしまうこともあります。
次の項目では、違法となる場合と合法となる場合について詳しく説明します。
昇進しても給料が上がらないのは違法?合法?
まず、結論から言うと、昇進しても給料が上がらないことは、必ずしも違法ではありません。
これは、会社の規定や労働基準法に基づいたものであり、給料のルールは各企業が独自に決めることができるからです。
では、具体的にどのようなルールが関係しているのかを見ていきましょう。
労働基準法における昇給のルール
会社によっては、昇進しても給料や手当が変わらないことがあります。
その理由は、各会社に定められている就業規則や賃金規程にあります。
これらの規定に昇給や手当の変動が明記されていない場合、昇給が行われなくても問題はありません。
就業規則を確認してみましょう
就業規則は、会社の見える場所に置かれていることが多いです。
また、社内のパソコンで文書として閲覧できることもあります。
もし困っている場合は、上司に相談してみてください。
就業規則が正しく適用されているかどうかを確認することで、自分の状況をより正確に理解することができます。
ただし、もし就業規則を見せてもらえない場合は、そのルール自体が無効となる可能性もあります。
この場合、結果的に違法であることも考えられます。
ちなみに、実際に昇進しても給料が上がらない会社も存在します。
例えば、私の妻が勤務するITベンチャーでは、同僚がマネージャーに昇進したにもかかわらず、給与が変わらなかったことがありました。
その結果、その同僚はモチベーションを失い退職してしまいました。
このように、名前ばかりの役職が与えられて、昇進後も給与が上がらないケースは少なくありません。
ここからは、自分の給与が適正かどうかを判断するために、どのように情報を収集し確認すれば良いのかを説明します。
給料が上がらない時はどうしたらいい?
「どうしても納得がいかない!」と思うこともあると思います。
そのような場合には、転職を考えるか、このまま頑張るかの選択肢があります。
どちらを選ぶにせよ、まずは以下の行動を参考にしてみてください。
自分の市場価値を確認してみる
まずは、自分の市場価値を確認してみましょう。
同じ職種での給与水準がどのくらいが適正なのかを知ることは、自分の立ち位置を理解するために重要です。
もっとも信頼性が高い情報源の一つが、人事院が発表している民間給与の実態です。これは、国が企業に対して実施する統計調査であり、非常に信頼性の高いデータです。
しかし、この調査結果は内容が難しく、すぐに理解するのが難しいかもしれません。
そこで、手っ取り早い方法として、転職サービスの担当者に相談することをおすすめします。
転職アドバイザーは、同業他社の情報や世間の動向に精通しており、あなたの市場価値を客観的に教えてくれます。
どこに相談するか悩んだ場合は、「リクルートエージェント」などの総合転職サイトを利用するのも一つの手です。
スキルを増やして価値を高めてみましょう
スキルアップや資格取得は、自分の価値を高めるための効果的な方法です。
資格は第三者に認められた裏付けがあり、あなたの能力を証明するものです。
なかには「資格を持っている人は、ただの資格マニアだ!」と言う人もいますが、資格があることで得られる信頼感は大きいもの。
スキルアップを通じて、自分自身を磨き、さらなる昇進や転職活動に有利に働かせることができます。
スキルアップの方法にはさまざまなものがあります。
たとえば、資格試験を受けることや、コミュニケーション能力を向上させることが挙げられます。
資格試験は分かりやすい方法ですが、コミュニケーション能力の向上もまた、大切なスキルアップの一つです。
特に、話し方講座などでコミュニケーション能力を高めることは、顧客や社内での関係を円滑にするために非常に役立ちますね。
給料を上げるための方法とは?
給料を上げたいと考えたとき、まず考えるべきは自分の働きに対するアピールが重要です。
単に待っているだけではなく、積極的に自分の価値を伝えることが大切です。
ここでは、具体的な方法について紹介します。
自分から成果をアピールする
給料を上げるためには、冒頭のとおり自分からアピールすることが必要です。
上司にとことん業務の成果を伝えていきましょう。
給料を上げるためには、とにかく評価を高めることが大切です。
会社によっては評価制度が設けられており、この制度をうまく利用することが必要です。
そのためには、日々の業務で上司に対して積極的にアピールし、目に見える成果を上げることが重要ですね。
制度を変える
すこし強引ですが、制度を変えるというアクションも一つの方法です。
お勤めの会社で労働組合がある場合、その組合員に伝えて制度の変更のサポートをしてもらう方法です。
ただ、長期戦になることも想定されますので注意しましょう。
昇進ではなく昇格を目指す
場合によっては、昇進だけではなく昇格を目指すことも考えられます。
昇格によって、基本給が上がったり、手当が付与されることがあります。
ただし、特に小規模な会社では、昇給や昇格が難しい場合もありますので、その点も考慮に入れる必要があります。
給料が上がらないとわかったら環境を変えることもアリ
「でもせっかく入った会社だし、退職の勇気がないなあ。」
確かに、いますぐに退職を決意するのは難しいですよね。
そんな時こそ、今のうちに自分に向いている仕事を探してみることをおススメします。
「まだ辞める気はないけど。」
辞めない前提の転職活動をしてみることをオススメします。
「あなたの強み」や「適した職業」について調べてみませんか。
突然、いまの部署辞めたい!と決断したらどんなお仕事をしますか?
いま思い浮かんだ人は、その仕事は自分に向いているかわかりますか?
いま思い浮かんだ仕事は、実はアナタに合っていない会社かもしれません。
入社した後に、会社選びを間違えたことに気づくとかなりショックです。
もし突然退職したら、イチから転職活動するのは大変です。
落ち着いて転職活動ができず、また合わない仕事についてしまう可能性もあります。
だからいまのうちに、アナタに向いている仕事や会社をリサーチしておきましょう。
「今の職場でさらに苦痛になったときに、助けてくれるかもしれません。」
具体的には、次のおススメの方法をやってみましょう。
- 自分の適職を診断してみること。
- 転職サイトに登録して、求人を研究してみる。
ちなみに、いずれも無料で手軽に取り組めるものです。それぞれ順番に解説します。
自分の適職を診断してみること
自分は、もしかするとこの業界があっていないのかもしれない?
今回のように頑張ったのに給与が上がらず、会社にショックを受けることってありますよね。
もしかしたら、いまのアナタに向いていない会社かもしれません。
なぜなら、自分自身も初めて入った会社で病んでしまったからです。
私自身、なんとなく求人広告の営業会社に勤めましたが、数カ月で退社しました。
給与体系が理解できず、成果給の制度があやふやでモヤモヤした日々を送っていました。
理由は、なんとなくで就職したからです。
この機会に、自分はどんな会社が向いているのか、を改めて考えてみませんか。
これからの仕事の価値観や会社へのモチベーションにつながっていきます。
アサインのAI適職診断サービスをオススメします。アサインは、ツイッターやインターネットで人気が上がっています。
もし、退職を考えている方は、転職エージェントや適職診断を活用して、ミスマッチのないように転職先をじっくり検討していきましょう。
下記で紹介するアサインは、あなたの価値観と強みを深く理解しピッタリな仕事を見つける自己診断アプリです。
なかでも「業種」×「職種」の組み合わせで診断してくれるのが大きな特長です。
しかも、具体的な企業名を提示してくれるのも、興味深いです。
「隠れた才能やこれまで気が付かなかった職業の適性が明らかになります」
「大企業?もしくはベンチャー企業?
どちらの診断がでてくるか、ぜひ試してみてください。」
いまの職場について「ここが自分の居場所なのかな?」と感じている方は、アプリを使ってセルフチェックしてみましょう。(勧誘メールはありません)
ちなみに、向いている仕事以外にも、将来の年収予想までも提示してくれるのがポイントですね。
ネットの適職診断は、若干占い的な要素が受ける人が多いと思います。(自分も同じです)
アナタが想像していなかった仕事が表示されることも。新しいキャリアのきっかけにつながりますよ。
アサインの診断結果は、向いている業界と職種の組み合わせでフィードバックしてくれます。
「たった3分で結果がでるのも大きな特長です。」
スキマ時間で診断できる手軽さが、人気が上昇している大きな理由ですね。
「しつこい勧誘メールが来ないかな?」
正確な個人情報を登録する必要がないので、心配する必要はありません。
診断が終わったら退会するという方法もアリですね。解約の方法は、次の記事でまとめていますので、心配な方は是非参考にしてみてください。
「心配な方は普段使わないメールアドレスを登録しましょう。」
上記のアサイン以外にも、無料で使える自己分析ツールがあります。下表のツールもぜひ活用してみましょう。
サービス | 診断内容 | 診断時間 | 利用料金 | 会員登録 | メリット | デメリット | 公式サイト |
アサイン | 適職 適正年収 キャリアプラン | 約1分 | 完全無料 | 必要 | 自分に合った企業を提案 膨大なキャリアデータ に基づき分析 | 20~30代に限定 | 公式HP |
ミイダス | 市場価値 個性・職務適性など | 約20分 | 完全無料 | 必要 | オファーが来るので、 ストレスなく転職活動 | オファーの質が あまりよくない | 公式HP |
Re就活 | 向いている仕事 向いていない仕事 アナタの強み | 約3分 | 完全無料 | 必要 | 強みや弱みを整理でき、自己PRに役立つ | 20代専門 | 公式HP |
今のうちに転職サイトに登録して、求人を研究してみる。
「退職を考えていないのに、転職サイトなんて登録してもいいの?」
結論、全く問題ありません。
なぜなら登録している人は、すぐ転職をしない人がほとんどだから。
転職サイトには、実は退職しない人にとっても有益な情報がありますよ。
たとえば、こんなことがメリット。
- スカウトを受けることができる
- 求人を見ることができる
- 転職に役立つ読み物を読める
転職に役立つ読み物を、豊富にそろえているのがキャリアパーク。理由は、豊富な転職のノウハウ資料を作成しているからです。
「転職しない方にとっても、有益な情報を無料でゲットできますね。」
「でも、転職サイトに登録して、会社にばれるか心配。」
そんな時は、必要以上の情報を登録しなければOKです。なぜなら、似たような人はいっぱいいるから。
ただし、会社名や具体的な仕事内容を入力してしまわないように注意しましょう。
転職サイトは、基本的に会員登録が必須です。会員登録を進めるためには、氏名・会社の情報を入力します。必要以上の情報を登録してしまうと、特定されてしまう可能性があります。
転職活動をこっそりやりたい方は、日ごろの行いに注意しましょう。
- 何気ない同僚との会話
- 昼休みのスマホいじり
- 仕事へのモチベーション
転職活動がバレてしまうのは、普段のふるまいが原因といわれています。
「転職活動と日常の仕事は切り離して、転職サイトを利用するようにしましょう」
20代の方にオススメする
転職エージェントをまとめてみました
- リクルートエージェント【公式】
業界最大手、30万件以上の豊富な求人、初めて転職ならまずはコレ! - アサインエージェント【公式】
学歴に自信がある方にオススメ。年収アップを希望する人推奨。 - 第二新卒エージェントneo【公式】
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ITにに強い転職エージェント。内定率が内定率83%以上未経験者でもスクールでのサポートあり。 - マイナビジョブ20’sスカウト【公式】
社会人経験が浅くてもスカウトが届く。スカウト側は個人情報が公開されないため、身バレを防げる。
昇進をきっかけに自分のキャリアを見直してみましょう
昇進したのに給料が上がらないことをきっかけに、自分のキャリアを見直してみましょう。
せっかく頑張って昇進したのに、何も変わらないなんてショックですよね。
期待して昇進試験を頑張ったのに報われないのは、悲しいですよね。
ぶっちゃけ今の会社でこのまま続けるかどうかは、あなたのモチベーション次第です。
一度下がってしまったモチベーションを上げるのは、簡単なことではありません。
今回をきっかけに、自分のキャリアを見つめ直すのも良いタイミングかもしれません。
実際に退職した人は、「もうこの会社では続けられない」と言っていました。
もしやりたい仕事があるなら、今の会社よりも自分を暖かく迎えてくれる職場に出会うこともあります。
この機会に自身の適職を探してみたり、自分の価値を調べてみましょう。
「最後までお読みいただきありがとうございました。」