退職して嫌がらせがしたい!
どうすれば会社に復讐できるのかな?
最も効果的な仕返しはどんなこと?
何をすれば会社は困るんだろう?
一度は必ず会社に対して恨みを感じることがあると思います。会社に対する怒りや恨みが、限界に達すると「仕返しがしたい」と考えるのは不思議ではありません。
復讐や仕返しをするために行動することは、自身を奮い立たせる半面、危険な目にあうリスクも発生します。仕返しの方法を間違えてしまうと、会社にとっても自分にとっても効果がありません。ただの自己満足で終わってしまう可能性があります。
人事部で働く私の意見は、会社への嫌がらせや仕返しは推奨しません。なぜなら、実際に関係ない人が対応するからです。長期で争う事になっても、費用と時間を消費するため、お互いにとって幸せにはなりません。
今回は人事部の観点で、退職して嫌がらせや仕返しをしたいときの方法を紹介します。
この記事で紹介した内容を実践すると、嫌がらせや仕返しのリスクを避けて、新しいステップを踏み出すことができますよ。
退職で嫌がらせや仕返しを勧めない理由【人事部意見】
上司にとても腹立ちます
この思いを晴らしたいです!
前述の通り、退職して嫌がらせや仕返しはあまりおススメできません。
理由は、以下の通り。
- 関係ない担当者が困る
- 嫌がらせに効果がない
順番に解説します。
関係ない担当者が困る
退職者とのトラブルの対応をするのは、総務や人事の事務担当者です。担当者が対応すると以下の流れでざっくり進めます。
- 関係者にヒアリング
- 上司に社内で状況を伝達する
- 会議のための資料作成
- 経営陣たちに問題を共有
- 弁護士などの専門家の意見を聞く
- そのために残業する
といった形で、実際にトラブルに関係のない人が対応にあたります。
担当者の本来の業務が滞り
直接の仕返しになるかは疑問です
嫌がらせに効果がない
ぶっちゃけますと、嫌がらせに効果がないこともあります。
会社はさまざまなリスクに備えています。とっておきの仕返しだったとしても、専属の弁護士を構えており、膨大な資金を使われて、無駄な抵抗に終わってしまうこともあるからです。
抵抗したとしても、争う期間が長期にわたり、仕返しをする人間が痛い目を見てしまう恐れがあります。効果がないどころか、逆にリスクになってしまいます。
会社に対して、抵抗したい気持ちは充分共感できます。私も、苦手な上司に理不尽なことを言われ、不愉快になることも多々経験してきました。
この恨みをどうしたらいいのでしょうか
次からは、リスクゼロでできる退職したときの嫌がらせや仕返しの方法を紹介します。
退職で嫌がらせや仕返しで人事部がおススメする方法は?
会社に対して抵抗する事は、リスクがあることを紹介しました。
会社に対する怒りを晴らす一番の行動は、「いまの会社を辞めること」です。
そのために、以下の方法を提案します。
- 新しい自分の道に進むこと
- 自分が幸せになること
- 収入が上がること
順番に解説します。
新しい自分の道に進むこと
自分に向いている会社を見つけましょう。
日本には、星の数ほど企業があります。今回の会社への想いを教訓にして、自分にあった社風の会社を探してみましょう。
自分が幸せになること
あなた自身が退職をして、新しい会社で活躍し幸せになることを目指しましょう。
新しい会社で一生懸命努力しましょう。きっと10年後にいまを思い返した時には、きっと想いは晴れているでしょう。
今回の怒りをバネにして、是非幸せをつかみ取りましょう。
収入が上がること
達成感は、お金でも感じることができます。
転職で働く業界を変えると、年収の額は本当に大きく変わります。
基本給の水準やボーナスの有無もあります。なかには退職金の制度も違います。
今回の悔しさを
転職活動にぶつけましょう。
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どうしても会社に対してアクションをしたい!
そんなときに絶対やってはいけないことはある?
どうしても仕返しをしたいという方に向けて、絶対に避けるべき注意点を次にまとめました。
退職でやってはいけない嫌がらせと仕返しの行動は?【NG注意】
次のアクションは、人事部としておススメしません。
- 機密情報の漏洩
- 個人を攻撃する事
- 同僚を困らせる事
順番に解説します。
機密情報の漏洩
機密情報の漏洩は、重大な犯罪です。なぜなら、損害賠償に発展しかねるからです。会社のルールである就業規則には、情報の漏洩について厳しく罰せられるようになっています。
実際に、ニュースでも情報漏洩によって
大手回転ずしチェーンの社長が
逮捕される事例がありました。
会社の営業にかかわる情報を外部に漏らすことは辞めましょう。後で痛い目をみることがあるので絶対にやってはいけません。
個人を攻撃する事
特定の上司が憎いからといって、個人を攻撃するのは辞めましょう。なぜなら、名誉棄損などといった面倒な問題に発展する恐れがあります。
万が一、SNSなどで個人に関する中傷をした場合は、裁判などといった面倒なことになります。例えば、次の通り。
- 裁判費用
- 裁判の要する時間
- 弁護士とやり取り
このようなことが続くと、いつまでも過去にとらわれた人生になってしまいます。新しいキャリアアップに向けて進めなくなりますので、個人への攻撃は避けましょう。
元同僚を困らせる事
職場に対する嫌がらせを理由に、同僚を困らせる事も当然やるべきではありません。当たり前ですが、いわゆる「バックレ」もおススメできません。なぜなら、残る同僚に迷惑がかかるからです。
できる限り、引継ぎを行ったうえで退職するのがビジネスマナーです。残る方の事を考えて、身の振り方を考えていきましょう。
絶対に、仕返しはしないほうがいいんですか?
泣き寝入りすることになってしまいます。
必ずしも無抵抗で行くことが良いこととは言えません。例えば、会社自体が法律に違反していることがわかれば、何らかのアクションをすることも大切な場面があります。
ここから先は、法律を犯している会社に対して仕返しをしたいときのアクションを紹介していきます。
会社の違法行為で取るべき行動は?
会社に不満がある場合は、「労基に駆け込む」という表現をします。
実際に、法律に違反していることが明らかであれば、残る同僚のためにもなんらかのアクションを取ることが大切です。
たとえば、以下の事例が挙げられます。
- 未払い残業代
- パワハラ
- セクハラ
上記は、法律で禁止されている違反行為です。もし該当する場合は、労働基準監督署に相談することを推奨します。
労基署が確認が必要と判断したら、会社に対して立ち入り検査が行われます。立ち入り検査は、会社にとって大きな衝撃です。
もし、労基署に相談すると、明確な証拠を求められます。
たとえば、未払い残業代であれば、タイムカードなどの根拠があるもの。
パワハラ・セクハラなら、上司に言われたことの言動の証拠などが必要です。
法律違反?と思ったら、
会社管轄の労働基準監督署に相談してみましょう。
退職して嫌がらせで仕返しするリスクはあるの?
あらためて、仕返しするリスクをまとめてみます。
私のこれまでの経験をふまえると、以下の理由で仕返しや復讐をすることを推奨しません。
今後の人生で後悔する可能性があるリスクは、ぜひ意識しておきましょう。
仕返しされる相手も人間。今後何かしらで接点があったときに、「あのとき仕返ししなければよかった」と後悔する可能性があります。今後の人生でずっと引きずっていかなければいけない過去になります。
そのため、嫌がらせ仕返しするということは得策ではありません。
退職代行は仕返しになる?
会社にダメージって与えられるの?
他の記事では
「退職代行は仕返しになる」
という記事も見かけました。
「退職代行は仕返しになるのか?」についても、実際に使われている人事部の経験をふまえて意見します。
退職代行は復讐や仕返しの手段になるの?
退職代行は、会社にとって大きなダメージを受けるか。
答えは、そんなにダメージを受けないと思います。なぜなら、リスク対応をしている点がポイントです。
手続きの面で言えば、通常の退職者と同じように、淡々と退職手続きを行うだけ。
仕事の面で言えば、数日も経てば元通りに事業はまわっていきます。
退職代行を使って即日退職をするなら、現場が困るだけです。ぶっちゃけると、会社自体に大きなダメージがないのが事実です。
ただし、先ほどの「未払い残業代」などの会社に落ち度がある場合は、弁護士の退職代行をおススメします。なぜなら、退職代行とあわせて残業代などの請求をしてくれるからです。
ちなみに、当ブログで紹介している退職110番は弁護士の退職代行を紹介しています。
前述の通り、弁護士にしかできない残業代請求を依頼できます。弁護士の4万円台で利用できるため、当ブログでおススメしています。
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退職によって嫌がらせや仕返しをするなら自分が変わろう
会社や職場に対して、嫌がらせや仕返しをする事は得策ではありません。
会社に対して見切りをつけることが、最善の方法です。なぜなら、新しいステップに進めないからです。
まずは、活躍できる会社を探しましょう。
必ず素晴らしい出会いがあり、アナタの希望にマッチした待遇を揃えている会社があります。
あなたの幸せを追求する事で
本当に望む仕返しにつながります
是非、アナタに向いている業界や業種を見つけていきましょう。
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