退職の手続きがめんどくさい!
そもそも退職理由を考えるのもめんどくさい!
上司の面談も全部めんどくさい!
本記事では、退職を決意して退職するまでの一連の流れを、次の段階別に解説していきます。
- 約3ヵ月前退職を言う前
- 約2か月前退職を言ったとき
- 約2か月前退職届を提出するとき
- 退職日まで退職日までの期間
- 当日退職日
- 退職後転職したとき
はじめまして、トーマスと申します。
大手企業の人事部に所属し、従業員の退職手続きを行っています。よくこんな質問を受けることが多いです。
- 退職を考えているんですけど、誰に言えばいいですか?
- うちの会社って、退職金あるんですか?
- 失業保険ってどうやったらもらえるの?
本記事では、これから退職する方に向けて、退職を決意したときから転職までの一連の流れを解説します。
また、「手続きがめんどくさいな」という方のために、自信の経験談をもとに退職代行を利用することについても実体験を交えて紹介していきます。
いまでは、退職者からの問い合わせや、退職代行の対応をしている経験があります。
めんどくさい手続きをスパッと終わらせて、新生活のスタートを切りましょう。
退職の手続き①退職を告げる前にやること
これから退職を言おうと思うんだけど、どうしよう…。
退職を決めたら、次のことをしましょう。
- 退職の理由を明確にする
- 転職の準備をする
順番に解説していきます。
退職の理由を明確にする
会社に勤めていくと、どうしてもこんな悩みがでてきます。
- 新しいことがしたい
- 自分に向いていない
- 仕事がつまらない
いまの会社や仕事を辞める理由をまとめておきましょう。
このあとに説明していく転職サービスで、アナタに合う仕事を見つけやすくなります。
転職先を紹介する担当者が、新しい会社選びが楽になりますのでスムーズに転職活動が進みます。
転職エージェントの初回面談では、「退職理由」はほぼ必ず聞かれます。
ウソをつく必要は全くありませんから、まずは自分で整理しておきましょう。
転職の準備をしよう
まだ、転職の準備をしていない人は、今すぐ活動しましょう。
どんなことをすればいいのかわからないときは、転職エージェントの利用を推奨します。
理由は、以下の通り。
- 完全無料で利用できる
- 面談を通して、ピッタリの転職先を紹介してくれる
- アナタと企業との間に入ってくれる
- 履歴書などを添削してくれる
- 面接対策もしてくれる
- 応募先の企業がブラックかどうかを診断してくれる
僕の地域では、転職サイトって対象外なのかな?
転職サイトは、全国対応のサービスも普通にあります。
面談はオンライン面談でも対応していますので、是非使ってみましょう。
ちなみに、複数の転職サイトを利用しておくことがおススメです。
転職サービスは、担当者の相性も結構大きいのが特徴。また、求人情報それぞれ違います。
まずは、以下の転職サービスの登録をしておくことをしましょう。
- リクルートエージェント【公式】
業界最大手、30万件以上の豊富な求人、初めて転職ならまずはコレ! - アサインエージェント【公式】
学歴に自信がある方にオススメ。年収アップを希望する人推奨。 - 第二新卒エージェントneo【公式】
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ITにに強い転職エージェント。内定率が内定率83%以上未経験者でもスクールでのサポートあり。 - マイナビジョブ20’sスカウト【公式】
社会人経験が浅くてもスカウトが届く。スカウト側は個人情報が公開されないため、身バレを防げる。
転職先は退職前に決めておくのがオススメ。なぜなら、自分が精神的に不安だらけだったから。無収入期間が続くと精神的にこたえます。
また、年金や保険料だけでなく、家賃、電気代などの生活費の支払いは精神的ダメージが大きいです。なるべく、転職先を決めてから退職するようにしましょうね。
退職の手続き②退職を申し出る
退職の覚悟が決まったら、退職することを直属の上司に伝えましょう。
会社のルールがありますので、ルール通りに書類を提出すればOK。
退職っていつごろまでに言えばいいの?
申し出る時期は、就業規則と呼ばれる会社のルールに記載されています。目安は1~2ヵ月前ですが、早ければ早い方が良いに越したことはありません。
もし、どうしても速攻で辞めたいときは上司に相談しましょう。
突然の相談で上司はビックリするかもしれませんが、バックレるよりもマシです。
面倒なことになる前に、事前に退職の意思を伝えておくことが大切ですね。
退職の手続き③退職届を書こう
退職届って、どうやって書いたらいいの?
退職を告げると、退職届を書くように指示されるのが一般的。退職届は、会社のフォーマットがあったり、各自で用意しなければいけなかったりさまざまです。
退職日を決めよう
退職願には、退職日を必ず書きます。
退職日を決めるためには、「有給休暇がどれくらい残っているか」が重要になります。なぜなら、有給を使わないともったいないから。
そもそも、有給休暇は本来働くべき日に労働しなくていい日。
ほとんどの人は、残った有給休暇を使い切る日=退職日としている人が多いです。
ただし、有給休暇を使い切らなければいけないルールはありません。
まずは、給与明細などで、有給休暇がどれくらい残っているかを確認してみましょう。
退職理由を書く
退職願に退職理由を書きます。退職理由は、普通は「一身上の都合」と書くのが多いです。
一身上の都合とは、「自分の事情で辞める」といった、どんな場合にも使える理由です。
- 長時間労働があった
- パワハラを受けていた
- お給料の未払いがあった など
といったことを書くと、失業手当を多くもらえることがありますので、なんでも「一身上の都合」とする必要はありません。
退職後の住所を書く
退職の書類には、退職後の住所を書く項目があります。
この住所は、正しい住所を書くようにしましょう。なぜなら、退職後に必要になる書類が送られるから。たとえばこんなもの。
- 源泉徴収票
- 社会保険脱退証明書
- 離職票・離職証明書
- 退職金の手続き書類
- 退職後に支給される給与明細 など
退職後の住所を知られたくない、という方もいるかもしれませんが、これらの書類は転職先や失業保険などをもらうために必要な書類になりますので、隠さず正しい住所を書きましょう。
やましいことがない限り、自宅に押し寄せることはありません
退職後の住所を知られたくないなら、無理に伝える必要はありません。ただし、転送届のサービスを利用し郵便物がしっかり届くように対策しておきましょう。手続きの詳細については、次の記事を参考にしてみてください。
退職する前にチェックすることは
はじめての退職って、何を気を付けたらいいかわからないよ
退職する方の、よくある質問をまとめてみました。
退職金ってホントに出るの?
結論、会社によります。
実は、退職金が出ると思っていたら出なかったということは多くあります。退職金は勤めている会社のルールによって、支給の有無がありますので、まずは上司に確認してみましょう。
3年以上勤務する、といった条件がある会社もありますよ。
退職後は何かとお金がかかるもの。税金や保険料の支払いに苦労しました。
転職先を決めずに退職しようとしている人は、アルバイトなどで生活を乗り切る必要があります。実体験をベースにした退職後の生活について、次の記事でまとめています。
会社に返すモノが見つからないときは
会社から借りていたものを返さなければいけません。たとえば、こんなもの
- 健康保険証
- パソコン
- 入館証
- 制服・ユニフォーム
- 社員証
- 社章(バッジ)
- 名刺
- ロッカーなどのカギ
- 大事なマニュアルや秘密の書類
上記以外のもので、返却部がある場合はそろえておく必要があります。失くしてしまっている場合は、今のうちに探しておきましょう。
失くしていれば、今のうちに上司に言っておくのが鉄則。
なぜなら、のちのちトラブルになるとめんどいことになるから。
元上司から電話がかかってくると、絶対後悔しますよ。
失業手当ってもらえるの?
会社を辞めたら失業手当がもらえる、ってホントにもらえるの?
結論、全員もらえるわけではありません。失業手当は、住んでいる家の近くのハローワークで手続きを行います。失業手当をもらえるためには、次の条件が必要。
- 労働の意思がある
- 労働の能力がある
- 就職活動をしているのに、就職できない
就職活動をしているともらえるものなんだね。
すでに転職先が決まっている人はもらえません。
失業手当をもらうためには、ハローワークに就職活動の報告をしなければいけません。また、失業手当は入社してすぐ辞めた人はもらえません。具体的には次の通り。
- 入社して12ヵ月勤務していること
- 解雇で退職した人は6ヵ月勤務していること
だから、新卒入社して3ヵ月で辞めてしまった人は、基本的に失業手当をもらうことはできません
退職手続きがめんどくさいなら、退職代行もあり。
とにかく退職手続きがめんどくさいという人は、退職代行サービスもアリかなと思います。
退職代行はコスパ重視で選べば大丈夫。なぜなら、確実に辞めることができるから。
退職代行の相場は2~3万円。なるべく安くおさえて、転職活動を早く進めていきましょう。
でも、退職代行使うと恨まれないか心配だな…
まったく気にしなくても大丈夫。なぜなら、会社も慣れているから。
退職代行の手続きはこちら。
退職代行業者から、会社に連絡が入る
↓
退職手続き完了
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会社は、本人に必要書類を自宅に送付
会社にとって、割と退職代行が一般的になり、退職代行の受け皿ができるようになりました。
値段が2万円代でちょっと高額ですが、ストレスなく退職できるのは確かかな、と実感しています。
もし、退職代行を利用するなら、ネルサポやJ-nextなどのコスパが良い退職代行がオススメ。
なぜなら、どっちでも効果は同じだから。退職代行を使えば、100%すんなり辞められています。退職代行からの退職通知も有効なので、会社も無理に引き止めることはしません。退職代行の利用をためらう必要はありません。
もし、退職代行を使うことに後ろめたい気持ちがある方は、引継ぎ資料を作っておくなどの配慮をしておけばOK。詳しくは下記の記事でまとめていますので是非参考にしてみてください。
>>退職代行を使うと恨まれる?退職代行を使われた人事部が解説!
退職代行オススメ比較表
現役人事部員が選ぶ!コスパ重視の退職代行3選!